ヒルドイドは乾燥肌のかゆみに効く

ヒルドイドは乾燥肌のかゆみに効く

ヒルドイドには、かゆみを治める成分は入っていないので、かゆみ止めとしては使用できません。かゆみの原因によっては症状が悪化する場合もあるので、注意が必要です。しかし、肌の乾燥が原因でかゆみが発生しているなら、症状の改善には役立ちます

このページでは、ヒルドイドのかゆみに対する効果を紹介しています。また、ヒルドイドで湿疹やとびひが治るのかも解説。ヒルドイドを塗ってかゆみが悪化するケースについても見ていきましょう。

ヒルドイドのかゆみに対する効果

ヒルドイドはかゆみ止めではありません。しかし、かゆみの原因が乾燥なら、保湿によって改善できます。ほかの原因でかゆみが起こっているなら、ヒルドイドは効きません。

かゆみにはさまざまな原因がある

一口に「かゆみ」と言っても、その原因はさまざまです。

身近な原因なら虫刺されや蕁麻疹、皮膚の炎症などがあります。また、腎臓や肝臓の病気でもかゆみが起こる場合があります。薬が原因で起こる薬疹も、かゆみを感じる原因のひとつです。このように、かゆみを感じる原因は多種多様です。かゆみが起こる原因によって、対処法はそれぞれ異なります。

ヒルドイドでかゆみの原因を取り除く

ヒルドイドには肌を保湿する力があるので、肌の乾燥が原因でかゆみが起こっているなら対処できます

肌が乾燥すると、水分や油分が失われ、外部からの刺激に弱い状態になってしまいます。乾燥肌ではバリア機能が低下しており、とても無防備な状態です。このような状態では、ちょっとした刺激でもかゆみを感じてしまいます。例えば、メイクや服の摩擦、紫外線などの外的刺激で、かゆみを感じてしまうのです。

ヒルドイドは肌を保湿し、水分量を増やしてバリア機能を高めくれます。この作用により、外的刺激に強い肌が取り戻され、かゆみを感じにくくなるのです。

しかし、ヒルドイドはかゆみ止めではありません。強いかゆみを感じてすぐに対処したい場合、かゆみ止めの塗り薬を使いましょう。

ヒルドイドの湿疹やとびひへの効果

ヒルドイドは乾燥が原因となる湿疹に効果的です。湿疹の原因を確かめてから、ヒルドイドを使うようにしましょう。また、とびひはヒルドイドを塗っても治せません。

乾燥が原因の湿疹なら効く

ヒルドイドは、乾燥が原因の湿疹なら、治療に役立ちます。

皮膚の乾燥が進むと、皮脂欠乏症という病気になります。皮脂欠乏症とは、極端に皮脂が少なく乾燥した状態の肌です。これがさらに進行すると、皮脂欠乏性湿疹になります。皮脂欠乏性湿疹はかゆみがひどく、夜中に目覚めるほどと言われています。

ヒルドイドは、皮脂欠乏性湿疹の前段階である、皮脂欠乏症の治療薬です。高い保湿効果で肌の乾燥を防ぎ、バリア機能を高めます。この効果よって、湿疹が出にくい肌に整えてくれるのです。

ヒルドイドでとびひは治らない

赤く炎症が広がってしまうとびひは、ヒルドイドでは治せません。

とびひの原因は細菌です。ヒルドイドには、その細菌を殺す力はありません。そのため、とびひの上からヒルドイドをいくら塗っても、改善は見込めないのです。とびひは、化膿止めやかゆみ止め、抗生物質などによって治療します。

ヒルドイドでかゆみや湿疹が悪化する原因

ヒルドイドは、感染症によるかゆみは治療できません。ごくまれに、ヒルドイドの副作用により、かゆみが生じる場合もあるので注意しましょう。

感染症の皮膚に塗るとかゆみが増す

ヒルドイドでかゆみが増すケースは、感染症によってかゆみが起こっている部位に塗ったときです。

感染症が原因でかゆみが起こっている場合、原因菌を退治しなければ、かゆみは治まりません。適切な治療をせずにヒルドイドを塗り続けていても、かゆみの症状は悪化する一方でしょう。強いかゆみがある皮膚には自己判断で塗らず、医師に診断してもらうのが安心です。

副作用でかゆみや湿疹が出る

ごくまれですが、ヒルドイドの副作用で皮膚炎やかゆみ、発疹などが起こる場合があります

ヒルドイドの副作用は、アレルギー反応が原因であると考えられます。特に、ヒルドイドに含まれるアルコールが刺激となり、かゆみが発生する可能性があるのです。ほかにも、血行促進の効果があるため、温めたときに蕁麻疹が出るのと同じ原理でかゆみが増す、とも考えられています。

ヒルドイドは刺激の少ない塗り薬ですが、肌に合わない場合もあります。万が一かゆみが増すことがあれば、使用をやめてください。

まとめ

ヒルドイドはかゆみを止める効果を持ちません。かゆみにはさまざまな原因があるので、それぞれに合った治療を行いましょう。かゆみの原因が肌の乾燥であれば、根本的な肌質の改善に役立ちます。肌に潤いを取り戻し、かゆみを抑えられるでしょう。

しかし、ヒルドイドを使うことで、かゆみが悪化する場合があります。感染症など、ヒルドイドでは治療できない症状には塗らないでください。また、まれに副作用でかゆみが起こる場合もあります。かゆみがひどくなったと感じたら、ヒルドイドの使用を中止しましょう。