ニキビの治し方は多種多様で、正直どれを選べばよいか迷ってしまうのではないでしょうか?スキンケアを必死にがんばったり、市販のニキビ薬を塗ったりしても治らない人には、病院でもらえる処方薬がおすすめです。
このページでは、ニキビの治し方について詳しく解説します。ニキビを早く治せる医薬品も紹介するので、興味があるものからそれぞれチェックしてみてください。
もくじ
ニキビの治し方はさまざま
ニキビの治し方は多種多様です。パッと思いつくだけでも、以下のような方法が挙げられます。
- スキンケア
- 塗り薬
- 飲み薬
- ピーリング
- レーザー
- 食事の改善
さらに、この中でも細かく治療法が分かれています。数多くの治し方があり、情報量も多いため、一体どの治し方を実践すればよいのか悩みますよね。
ニキビを早く治せるのは医薬品
ニキビを早く治すためには、医療用の薬を使うのが一番です。
ニキビの治療に使える市販薬もたくさんありますが、効果がより高いのは医療用の医薬品であるといえます。病院の薬には即効性があるため、ニキビ治療を始めればすぐに改善されていきます。
個人輸入なら手軽に医薬品を買える
病院で処方される医薬品と同じ薬は、個人輸入でも手に入れることができます。
「ニキビを治すために病院へ行く」といっても、あまりイメージがわかない人も多いかもしれません。「ニキビ治療のために病院まで行くのは面倒」と思う人もいるでしょう。
こういった人たちに勧めたいのが、個人輸入の代行サイトです。ネット通販と同じ感覚で、処方薬を購入できます。
当サイトで紹介している業者では正規品を扱っているため、品質も心配いりません。
ニキビの治し方1:塗り薬
ニキビ治療の塗り薬にはたくさんの種類がありますが、ここでは代表的な3つの成分を紹介します。
- アダパレン
- 過酸化ベンゾイル
- クリンダマイシン
これらは、国内のニキビ治療のガイドライン(尋常性痤瘡治療ガイドライン 2016)でも、推奨度Aとされています。
A評価はもっとも推奨されている証であり、ニキビを消すために最適の治療法です。
アダパレン
アダパレンは、毛穴が塞がれるのを防ぐ薬です。
ニキビの原因と、アダパレンの効果・副作用を見ていきましょう。
ニキビは毛穴が塞がって起こる
ニキビができる原因は、毛穴が塞がって詰まり、その中に皮脂などが溜まることです。これにより、コメドというニキビのもとができてしまい、アクネ菌も増殖します。
毛穴が詰まる原因は、毛穴の内側にある表皮の細胞が増えて分厚くなることです。
アダパレンは毛穴の詰まりを解消
アダパレンは、毛穴の詰まりを解消してくれます。アダパレンの働きは、表皮の角化細胞が増えるのをおさえることです。
アダパレンが作用すると、毛穴の中の壁は薄くなり、皮脂が正常に排出できる状態になります。つまり、異常に分厚くなっていた壁がなくなるため、中に入っていたニキビの芯が出てくるということです。
アダパレンの副作用
アダパレンを使うと、皮膚が乾燥し、赤みやかゆみ、ヒリヒリするといった副作用が起こる恐れがあります。
多くの場合、副作用が出ても2週間ほどで治まります。皮膚の乾燥が気になるなら、保湿剤を併用しましょう。また、アダパレンの使用頻度を減らしながら様子を見てください。
アダパレンの塗り薬「アダフェリン」
アダパレンが含まれる医薬品を紹介します。個人輸入で簡単に購入できる塗り薬です。
アダパレンが0.1%含まれており、ニキビに高い効果を発揮します。
過酸化ベンゾイル
過酸化ベンゾイルは、抗菌作用と角質を剥がす働きにより、ニキビを治してくれる治療薬です。
過酸化ベンゾイルの副作用についてもチェックしていきましょう。
原因菌が増殖するとニキビが発生
ニキビの原因菌は、多くの人がよく知っているアクネ菌です。
アクネ菌は酸素のある環境ではほとんどが死滅するので、通常ならニキビを作るまでに至りません。
しかし、毛穴が詰まってコメドができると、そこは酸素のない環境となります。このような環境を作ってしまえば、アクネ菌はどんどん増えます。
過酸化ベンゾイルは殺菌作用を持つ
過酸化ベンゾイルは、アクネ菌やブドウ球菌を直に攻撃する力を持っています。細菌の膜やDNAを攻撃して、殺菌作用を示します。
また、過酸化ベンゾイルには、細胞同士の結合を緩め、角質を剥がす作用もあります。これにより、ニキビ周辺の分厚くなった角質を正常に戻すのです。
過酸化ベンゾイルの副作用
過酸化ベンゾイルの副作用は、皮膚の乾燥や粉ふき、赤みなどです。
ピーリング効果があるので、肌が一時的に弱くなります。保湿剤でしっかりとケアしながら使いましょう。
過酸化ベンゾイルの塗り薬「パーソルACジェル」
過酸化ベンゾイルが含まれる塗り薬の紹介です。個人輸入の代行サイトで簡単に購入できます。
殺菌作用によって炎症をおさえ、軽度・中程度の症状にあるニキビが改善されます。
クリンダマイシン
クリンダマイシンは、ニキビ治療に用いられる抗生物質の一種です。
クリンダマイシンは重い副作用を引き起こす可能性があるため、特に注意して使いましょう。
ニキビの原因菌の増殖
ニキビの原因は、アクネ菌やブドウ球菌などです。普段は害を及ぼしませんが、増殖するとニキビを生み出します。
クリンダマイシンはニキビ菌を退治する
クリンダマイシンは、ニキビの原因菌に対して殺菌効果を発揮する抗生物質です。
クリンダマイシンは、アクネ菌やブドウ球菌のタンパク合成を阻害します。タンパク合成が阻害されると、細菌は死に至ります。
クリンダマイシンの副作用
クリンダマイシンの副作用は、皮膚のかゆみや赤み、ヒリヒリ感などです。蕁麻疹や肌のかぶれが出る場合もあります。
胃腸の調子が悪化し、腹痛や下痢の症状に伴い、熱が出るケースがあります。
クリンダマイシンの塗り薬「クリアウィン」
クリンダマイシン1%と、ニコチンアミドが4%含まれる塗り薬です。個人輸入で購入すれば、病院へ行く手間が省けます。
ニキビの炎症や化膿を鎮める医薬品です。
3つの塗り薬の効果・副作用を比較してみました。
中でも、おすすめはアダパレンと過酸化ベンゾイルです。
クリンダマイシンは副作用が強いため、まずは上の2剤から試してみましょう。
ニキビの治し方2:飲み薬
ニキビ治療といえば、多くの人が塗り薬をまず思い浮かべるでしょう。しかし、ニキビに効くといわれる飲み薬もあります。
塗り薬と併用することで、内側と外側からニキビの原因にアプローチできます。
ピル(マーベロン)
低用量ピルは、避妊だけでなくニキビの治療にも役立ちます。
ピルは女性しか飲めませんが、ホルモンのバランスが整うのでおすすめです。
ニキビの発生にはホルモンバランスも関係
ニキビの原因として、男性ホルモンの分泌が有意になってしまうことが挙げられます。
女性でも男性ホルモンは分泌されていますが、本来はごく少量です。しかし、何らかのはずみで、男性ホルモンの割合が多くなることがあります。
マーベロンはニキビ肌に効くピル
ニキビに効くピルの種類は、第3世代に分類されるマーベロンです。
ピルには、第1世代から第4世代まであります。詳しい説明は省きますが、その中でもっともニキビ治療に適しているのがマーベロンです。
第1世代・第2世代のピルでは、男性ホルモンのような働きをするケースもあり、肌荒れの副作用も見られました。前の世代では配合されていた人工ホルモンに問題があったのですが、マーベロンではその問題が解決されています。
マーベロンは、男性ホルモン様作用がおさえられており、女性ホルモンとしてきちんと働いてくれるピルです。
ピルの副作用
ピルの主な副作用は、頭痛や吐き気、不正出血などです。こういった副作用は、最初の1か月を過ぎればほとんど治まります。
しかし、飲み続けていても症状が続いたり、どんどんひどくなったりする場合は、服用をやめましょう。
また、ピルの重大な副作用として、血栓症が挙げられます。血栓症の兆候は、手足のしびれ・むくみ、胸の痛みや息苦しさなどです。
血栓症が起こる確率は0.03%から0.09%ほどといわれているので、過剰に心配する必要はありません。
漢方薬
ニキビ治療の飲み薬として、漢方もよく用いられています。
漢方の中では、桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)や清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)がニキビに効く種類です。
名前が長いので覚えるのは難しいかもしれませんが、病院で「漢方で治療したい」と伝えれば処方してもらえます。
漢方は、人によって効果の差が大きい医薬品です。体質に合う人なら漢方ですぐにニキビが改善しますが、効果をまったく感じられない人もいます。
抗生物質の内服
ニキビの菌を殺すために、内服薬の抗生物質を使う場合もあります。抗生物質の塗り薬も紹介しましたが、内服タイプもニキビ治療に用いられています。
ニキビ治療に高い効果を発揮するのは、ドキシサイクリンやミノサイクリンといった抗生物質です。
これらはニキビ治療のガイドラインでも推奨されている飲み薬で、炎症が起こったニキビを治療するために服用します。
ただ、抗生物質の内服薬も万能ではなく、ニキビが治る人もいれば、治らない人もいます。
内服薬だけでは、ニキビの患部をピンポイントに治療するのは困難です。
ニキビの症状がひどいなら、塗り薬と飲み薬を併用する方法がよいでしょう。
皮膚科の医師と相談して、自身に適した治療法を模索してみてください。
ニキビの治し方3:その他
塗り薬や飲み薬以外にも、病院で受けられるニキビ治療があります。ただし、肌の再生に時間がかかったり、費用が高かったりといったデメリットがあります。
メリットとデメリットを十分に考え、自身に適したニキビの治し方を選びましょう。
ケミカルピーリング
ニキビを治すために有効な治療が、ケミカルピーリングです。
ケミカルピーリングとは、肌に薬剤を塗り、古い角質をとる治療法です。
ニキビを治すためのケミカルピーリングでは、浅めに皮膚を剥がします。皮膚を少しだけ剥がすことにより、毛穴を詰まらせている皮脂などを排出させ、ニキビが快方に向かうという原理です。
ケミカルピーリングは、肌が弱い人は受けられません。皮膚に酸性の薬剤を塗るので、肌荒れを起こす恐れがあります。
また、もともと肌があまり弱くない人でも、ケミカルピーリングを受けてからは刺激に弱くなるので注意が必要です。
レーザー
ニキビの治し方には、レーザー治療も挙げられます。レーザーで皮脂腺を破壊し、皮脂の過剰な分泌を抑える治療法です。
これにより、毛穴に詰まってしまった角栓も取り除けるので、ニキビが改善されます。また、アクネ菌を攻撃してくれる働きもあります。
レーザー治療のデメリットは、費用が高いことです。1回で2万円ほどはかかり、何度か通う必要があります。症状にもよりますが、ニキビがキレイに治るまで通っていると数十万円ほどかかるかもしれません。
また、肌にレーザーを当てているので、元通りの綺麗な肌になるまでにも時間がかかります。
注射
ニキビ注射と呼ばれる治療法もあります。これは、ステロイド剤を直接ニキビの患部に注入する治療法です。
ニキビ注射を受けて、実際に早く治った人もいるようです。しかし、注射によってニキビの部分が陥没してしまうケースもあります。また、ステロイドの副作用でニキビができる場合もあるのです。
これらのことから、ニキビ注射は悪化の原因となり得るため、避けるべき治療法といえます。
まとめ
ニキビの治し方はさまざまで、セルフケアから病院の治療までと多岐にわたります。中でも、ニキビを早く治す方法は、病院で治療を受けることです。
ニキビ治療のために病院へ行くのが手間なら、個人輸入で医薬品を買うのもひとつの手です。
病院でニキビの治療を受ける場合、主に塗り薬と飲み薬が処方されます。単体でニキビを治すこともあれば、塗り薬と飲み薬の併用で治療していくケースもあります。ニキビのひどさにより、治療法も変わるでしょう。
塗り薬の中で代表的なものは、アダパレン・過酸化ベンゾイル・クリンダマイシンです。それぞれ成分が異なるので、自身の肌に合った塗り薬を使ってください。
飲み薬の中では、低用量ピルのマーベロンがニキビの治療に役立つことで注目されています。そのほかの飲み薬には、漢方や抗生物質の内服薬が用いられています。
その他の治療法として、ケミカルピーリングやレーザー、注射が挙げられます。これらの治療法は肌への負担が大きく、費用も高いので慎重に検討しましょう。
ニキビを早く治したいなら、まずは医療用医薬品の塗り薬から始めることをおすすめします。