ヒルドイド

ヒルドイドで日焼け後の対策

ヒルドイドは、日焼け後のケアに使える塗り薬です。赤みやヒリヒリとした痛み、皮むけなどの症状を悪化させないために、ヒルドイドが活用できます。

このページでは、ヒルドイドがなぜ日焼け後の肌に効くのかを説明します。また、日焼け止めと併用できるのかどうか、注意すべき日焼け止めの種類も紹介。最後に、ヒルドイドを塗って日焼けしやすくなるのかについて解説します。

ヒルドイドの日焼け後の肌への効果

ヒルドイドは、日焼け後のケアに役立ちます。日焼けによって起こる赤みや皮むけの症状に対し、効果を発揮します。日焼け後の症状によって、ヒルドイドの種類を使い分けてみてください。

日焼け直後の赤みにヒルドイドゲル

ヒルドイドゲルには、日焼け後の赤みを抑える効果があります。

日焼けしてすぐの肌は赤くなったり、ヒリヒリ痛んだりしますよね。これは「サンバーン」と呼ばれ、皮膚が炎症を起こしている状態です。ヒルドイドゲルには抗炎症作用があり、特に紫外線によって起こった紅斑(赤み)への効果が認められています。日焼け後に炎症を起こしてしまっている肌は、ヒルドイドゲルでケアしましょう。

なお、ヒルドイドは小児皮膚科などでも処方される薬なので、子供の日焼けケアにも活用できます。

皮むけにヒルドイドクリームやソフト軟膏

ヒルドイドクリームやソフト軟膏は、日焼け後に皮がむけてしまった肌の修復に役立ちます。

日焼け後に皮がむけてしまうのは、肌の水分が足りていないからです。紫外線の刺激によって水分が奪われ、肌は乾燥してしまいます。肌が乾燥するとバリア機能も低下し、皮膚がもろい状態になるのです。

ヒルドイドが持つ保湿の効果は、もろくなった皮膚を守り、修復を助けます。日焼けで敏感になった肌は、ヒルドイドクリームやソフト軟膏でしっかりと保湿することが大切です。また、ターンオーバーが促進されるので、日焼けで黒くなった肌も、新しい肌に生まれ変わりやすくなります。

ヒルドイドと日焼け止めの併用について

ヒルドイドは、日焼け止めの上から塗っても問題ありません。日焼け止めと併用しながら、保湿と日焼け対策を同時に行いましょう。しかし、併用する日焼け止めの種類には注意が必要です。

ヒルドイドと日焼け止めは重ね塗りOK

ヒルドイドは日焼け止めと併用しても問題なく、重ね塗りしてOKです。

ヒルドイドによって日焼け後のケアをしていても、新たに日焼けしてしまっては意味がありません。日焼けでダメージを負った肌にさらに紫外線が当たると、症状が悪化するので要注意です。日焼けしてしまった後は、ヒルドイドでケアしつつ、日焼け止めによるUV対策もしっかり行いましょう。

ヒルドイドと併用する日焼け止めの種類に注意

ヒルドイドと重ね塗りする場合、日焼け止めの種類に注意しましょう。

日焼け止めには、「しっとりタイプ」や「さっぱりタイプ」などの種類があります。このうち、注意したいのは「さっぱりタイプ」の日焼け止めです。さっぱりタイプには、皮脂を吸収する成分が含まれている可能性があります。余分な皮脂を吸い取ってくれるため、油分の多い肌には最適です。しかし、日焼け後の肌は乾燥しやすいので、さっぱりタイプの日焼け止めは避けましょう。ヒルドイドで保湿しても相殺されてしまいます。

ヒルドイドを塗っても日焼けしやすくならない

ヒルドイドを塗って外へ出たからといって、日焼けしやすくなる心配はありません。

ヒルドイドで日焼けしやすくなると言われる理由は、油分が含まれているからです。オイルに紫外線が当たることで油焼けを起こし、肌に負担がかかる恐れがあると言われています。

これに対して、開発元であるマルホ株式会社は、ヒルドイドをモルモットに使用して実験をしました。その結果、太陽光による油焼けは認められなかったのです。このことから、ヒルドイドを使用しても、油焼けによって日焼けしやすくなることはないと言えるでしょう。

まとめ

ヒルドイドは、日焼け後の肌の症状に効果があります。日焼けした直後で赤みやヒリヒリした痛みがあるときは、ヒルドイドゲルを使いましょう。皮むけが気になるときは、ヒルドイドクリームやソフト軟膏で保湿してください。

ヒルドイドは、日焼け止めと重ね塗りできます。さっぱりタイプの日焼け止めは皮脂を吸収してしまうので、日焼け後の肌に塗るのは避けましょう。また、ヒルドイドを塗って外へ出ても日焼けしやすくなることはないので、安心して使えます。